土工用振動ローラ
土工用振動ローラとは
どこで使われる製品?
シングルドラムローラは、土を締固める作業に適しており、小型のものは溜池、中型は道路土工なら路体や路床、大型のものは空港などの大規模土工で使用されます。
ダブルドラムローラは、RCD(Roller Compacted Dam-concrete)工法やCSG(Cemented Soil and Gravel)工法といった、ローラで転圧するコンクリート材料で作られるダム専用機です。
どんな製品?
シングルドラムローラ
前輪に振動する大きな鉄輪(ロール)を、後輪に力強く走れるパターン付のタイヤを備えています。
ロールには、平滑(ツルツル)なものと、パッドフットと呼ばれる凹凸が付いたものがあります。
ダブルドラムローラ
前後輪に振動する鉄輪(ロール)を備えています。
ダム現場における施工性を考慮し、低速(1km/h)の直進安定性や小回りがきく構造となっています。
役割/効果/能力
シングルドラムローラ
締固める材料の粒度や含水比にもよりますが、小型のローラは最大で15㎝程度、中型のローラは最大で30㎝程度、大型のローラは最大で60㎝程度の層厚を締め固める能力があります。
ダブルドラムローラ
25㎝×4層(1mリフト)の最終層に用いられ、過去25㎝×3層(75㎝リフト)だった工事仕様の効率化に貢献しました。