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 可変振幅型振動

第1図 可変振幅型振動(VARIAMPシステム)
 可変振幅型振動は、偏心軸についている偏心おもりの量を変更することで異なった振幅を多段階(任意)に選択することができます。
 ロール内部の構造は第1図のようになっています。起振体は主にA振動軸とそれを回転させる@油圧モータ、偏心おもりとなるB振子とその振子を出し入れするCコントロールシリンダで構成されています。

第2図 ロールとフレームの共振と諸問題
 通常の一軸振動ローラは、振動を起動する時や停止する時に偏心軸の回転数がロールやフレームの固有振動数と一致すると、必ずロールやフレームが共振して異常に振動する現象が起こります。(第2図)
  この共振現象は、舗装路面への悪影響や周囲への強い振動の伝播、オペレータの疲労増加、車体への悪影響につながります。(第3図)

第3図 振動の起動停止時における周囲への振動伝播
 
   振動を発生するときには、まず、振子が起振軸と一体になった状態で所定の回転数で回転させます。これは偏心おもりのついていない軸を回転していることであり、振動は発生していません。その後、コントロールシリンダで振子を引き出すことで振幅段に応じた不釣り合い量が発生し、ロールが振動をはじめます。このとき偏心軸はロールやフレームの固有振動数以上で回転しているので、共振点を通過することなく振動します。さらに、従来の一軸振動に比べて、起動から安定した定常振動までの所要時間や停止操作から振動停止までの所要時間が短くなります。

 このような特徴があるため、実施工においては振動の起動停止時に路面に凹凸が発生しづらい。住宅地のような密集地における施工でも公害振動が伝播しない。振動の起動・停止が早いので走行中の振動操作がしやすいなどのメリットを持っています。
 また、起振力とともに振幅を任意に選択(現在は便宜上5段)できるので材料に適した振動を与えることができます。よって、締固め管理システムとの組み合わせにより、施工中も随時振動をコントロールすることが可能となります。
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SAKAInews第7号(2000年1月15日発行)より

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