建機の酒井重工業株式会社 ローラー重機の製造メーカー

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2.透水性舗装、排水性舗装の供用後に発生する主な欠陥と原因
   (供用後に発生する砕石の飛散、空げきつぶれ、空げきづまり)
  (1)砕石の飛散の主な原因
    @転圧時、混合物の温度が低い場合
     改質アスファルト、高粘度バインダを用いた混合物は、ストレートアスファルトを用いたものより概略20゚c(下限の転圧温度100〜120゚c)高い温度で転圧を完了する必要があるのにもかかわらず、次の理由により、低温になってから転圧する例が多く、そのために生ずる転圧不足が骨材飛散の主な原因とされています。
  a.  開粒度アスファルト混合物は、空げきが多いので砕石が空気に触れやすく、運搬、敷きならし中の温度降下が早い。当技術研究所の測定結果として、下層の表面温度約10゚cのとき、敷きならし温度約150゚cの混合物は、わずか15分後に約100゚cまで低下しました。晩秋から早春にかけて、施工中混合物の温度低下が早い場合は、転圧不足を避けるために鉄輪ローラと大型タイヤローラの組み合わせで転圧することがあります。
  b.  改質アスファルトを用いた混合物は、ロール(鉄輪)やタイヤに付着するので、寒冷期には、付着防止のため、ロールやタイヤに多量の水を塗布すると、マットの温度が急激に下がり、また、マットが付着しない温度になるまで待って転圧を開始すると、いずれの場合も、混合物の転圧温度が低いために転圧不足となり、砕石と砕石が接着しないため、骨材飛散の原因になるおそれがあります。
  c.  「ロードローラ(鉄輪)で混合物が低温になってから転圧する」、「タイヤローラを使用しない」、または「タイヤローラで低温になってから転圧する」と、十分な圧縮、こね返し(ニーディング作用)が行われないなどのために、砕石間の接触と接着が不十分になりやすい。ただし、タイヤローラは、表面のきめを密にし、内部の空げきを減少させるという理由で使用しないことがあります。

水平(章動)振動ローラと従来振動ローラとの表面の骨材配列の比較
    A転圧方法や材料が不適当な場合
  a.  薄層を大型振動ローラ(有振動)や線圧の高いマカダムローラで転圧すると、転圧中に破砕した砕石が接着していないため、交通解放後に飛散する原因となりやすいので、混合物が高温の間に、高周波、低振幅振動ローラで転圧する方法が試みられています。
  b.  同様に、アスファルト(バインダ)が十分に硬くなっていないマットに大きな荷重をかけると、高温時に転圧することによって接着した砕石が、再度ばらばらになって、交通解放後、飛散の原因になるおそれがあります。
  c.  アスファルト(バインダ)の選定が不適当な場合、路面が高温になるとアスファルトが軟らかくなるために、砕石がタイヤに付着して飛散します。低温になるとアスファルトがもろくなるために、タイヤの圧力が加わったとき、砕石がばらばらになって飛散しやすくなります。
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SAKAInews第30号(2001年12月1日発行)より

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