我が国との関係は、輸入全体の約6%(約3億ドル)を日本からの輸入に頼っており、技術・経済援助もこれまでの総計で3千億円を超えている。最近では、2004年のスマトラ沖大地震による津波の被災者に対して日本が幅広い支援を行ったことでも知られている。 |
コロンボの市内を走る三輪タクシー「トクトク」 |
スリランカでは、牛や象が荷物を運搬する風景や乗り合いバス、三輪タクシーの”トクトク”から見られる町並み、田園風景に不思議な懐かしさを感じることができ、のどかで大らかな国民性を見ることが出来る。 |
水牛がたわむれる高速道路施行現場
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路盤は特有の赤い粘土質の土壌 |
本報告では、このようなスリランカで初めて建設される高速道路の建設現場を紹介する。
高速道路の名称は、「Southern Highway」である。
コロンボ(首都圏)と南方のゴール地区を結ぶ総延長約130qの道路となる(本工区終了後、東海岸への高速道路を計画中)。
視察した工区は、熊谷組、大成建設、CHEG(中国)のゼネコン3社が受注しており、工区の大半が元林野のため、日本のような民家の立ち退き等の土地取得問題も無いとのことであった。
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サービストレーニング(SV512) |
初の高速道路建設事業 |
施行現場のSV700D |
今回のスリランカ出張は、サービストレーニング及び客先現場訪問による機械の稼働状況確認を目的として、スリランカの代理店と同行し、当社土工用振動ローラであるSV512およびSV700による路床、路盤(この国特有の赤い粘土質の土壌)の締固めを見学することができた。
現場では、周辺に工事看板やバリケードは一切なく、ガードマン等もいない。CHEG(中国)の工区に限ったことであるが、Tシャツにサンダル履き、ノーヘルメットの作業員もおり、工事中の安全に対する認識の低さが垣間見られた。 |