|
|
|
残る課題は”機能の回復・維持”である。ゴミや土砂、タイヤの粒子で空隙が詰まれば、それだけ機能は低下する。普通、舗装は7〜10年で打ち替えると言われているが、その前に機能が失われれば、高機能の意味が無くなる。
舗装の打ち替えまで、どのようにして機能を維持するか、また、長寿命化やトータルコスト低減のためのメンテナンスが必要となる。
道路機械メーカも機能回復維持機(舗装深くまで洗浄できるような機械)の開発に様々な努力を行ってきている。
|
クリックで拡大 |
国土交通省が進める道路の低騒音対策舗装。
平成11年度から4ヶ年で2.7倍以上の進展を見せている
(資料:同省)
|
|
|
本格導入から10年余、急速に拡大する排水性舗装。
施工面積も開発当初から約8000万平方メートルを経過、少なくとも今年度以降でも、年間で推計2000万平方メートル(おおよそ延長500〜750キロメートル)の施工が視野に入りつつある。
環境に優しく、安全性の高いことから、次世代の舗装体として大きな期待が寄せられているだけに、早い時期に回復維持能力とコストの低減効果を合わせ持った、施工機械の開発、実施工が待たれるところである。
|
|
((有)創建市場調査部)資料提供:建設技術新聞 |
|
|
|
|
|
排水性舗装機能回復車
CJ500発売
|
SAKAIはこのたび、排水性舗装機能回復車CJ400シリーズをモデルチェンジ。画期的な機能を付加するとともに、作業性能も大幅にアップさせ「CJ500」として新発売いたしました。 |
キャビテーション洗浄方式を採用 |
|
|
道路舗装における排水性舗装の施工面積の拡大を受け、今日まで、その優れた機能を回復維持させるための様々な方法が検討されてきています。
しかし、上層部の空隙に入ったゴミ、土砂、タイヤゴムの粒子などは取れても、下層部まで堆積した物はなかなか除去できませんでした。
当社もCJ400の開発時から、様々な条件の施工試験を繰り返し、経験と実績を積んできました。そして、研究を重ねた結果、下層部や骨材裏側のゴミ、土砂を除去することを可能とし、さらに一度に多くの量も除去できる、優れた方法を開発いたしました。それが「キャビテーション洗浄方法」です。
この機能を備えた「CJ500」は、回復維持の性能と作業性の向上や、回復維持工事のコスト低減ばかりでなく、道路建設のトータルコスト低減にも寄与するものと期待しております。 |
|
|
排水性舗装機能回復車 → CJ500製品紹介 |
*主な特徴* |
●高い作業能力 |
→ |
キャビテーション洗浄と、V型高圧水洗浄の相乗効果で高い洗浄能力を発揮します。 |
→ |
ブロア吸引と、高真空吸引の組み合わせにより、吸引力も大幅に向上しました。 |
●広範囲な作業性 |
→ |
低速(0〜3km/h)作業から高速(〜10km/h)作業まで、幅広い作業速度が選べます。 |
→ |
作業装置は左右、各650mmシフトするので、サイドでの作業が楽に行えます。 |
→ |
回収汚泥水から土砂のみを分離回収できます。 |
|
|
|
|
|
※キャビテーション現象=静止した液中に高速で液が噴射された時に、無数の気泡状の空洞(キャビテーション気泡)が発生する現象。キャビテーション洗浄とは、その気泡が消滅(崩壊)する際に発生する大きな衝撃圧力を、空隙詰まり物質の洗浄に利用したもの。 |