建機の酒井重工業

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SAKAInews
危険再認識教育を実施
厚労省 安全作業バックアップ
作業を再現し、危険意識を再喚起
まず、ドラグショベルから。ローラ運転業務も
 
 厚生労働省は、ドラグ・ショベル運転の資格所得後一定の期間を経た運転者を対象に、「危険再認識教育」の実施についての通達を出した。
 これは運転者の”慣れ”による危険への認識の薄れを、危険作業を再現した実技教育で安全への認識を再確認してもらおうというもの。
 また、同省では、ローラ運転者にも危険再認識教育を実施したい考えで、車両系建設機械の安全作業の徹底を図ることとしている。

◇◆◇

 教育カリキュラムは、学科と実技から構成され、実技教育に重点がおかれているのが特徴。
 実技教育の具体的な科目は、傾斜地で走行させる「斜面走行」や、死角を運転者や、周辺作業者の位置で確認する「死角確認」で、これらの実技教育終了後に学科教育の一部が行われる。
 また、ローラ運転者にも同様な危険再認識教育を実施したい考えでいる。

 (労働安全衛生広報より一部転載)
 
 
米紙「CONSTRUCTION EQUIPMENT」誌の表紙に
クローラ駆動式振動ローラ
CV550(SV510DVC)

建機ベスト100受賞
クローラ駆動式振動ローラが、アメリカの「CONSTRUCTION EQUIPMENT」誌の1月号の表紙に掲載されました。
 同誌は、アメリカの出版社が発行する世界的な建設機械・施工に関する専門誌で、毎年1月号では、建機ベスト100として各分野で注目される建設機械を選定しており、CV550(SV510DVC)は締固め機械の分野で選ばれました。SAKAI製品が選ばれたのは、2000年度のSW800シリーズ、2001年度のSW900に続き、2002年度の3年連続受賞となり、最も注目度が高い機械として表紙を飾るのは2000年度に引き続き今回で2回目になります。
 CV550は、斜面の転圧用に開発され、小型転圧機械のウインチ牽引による従来工法と比べ、特殊機材が不要になり大型転圧機械が使用できるメリットがあります。昨年、ラスベガスで開催されたCONEXPOでも、訪問者から熱い関心が寄せられました。
 SAKAIの製品は、日本のみならず世界中で活躍しています。
 
 
「酒井の六トン」との出会い
 
 
 今回、酒井の古くからのお客様で、なおかつ古い時代のローラを保存しておられるお客様をご紹介致します。

 共立土木(株)様は東京都を中心に、舗装、土木、水道工事など幅広くご活躍中で、戦後の東京戦災復旧当時からの古い歴史ある会社です。
 所在地は、東京都練馬区豊玉中の環状7号線沿いにある交差点にあり、ローラは敷地内の歩道に面したところに、一般歩行者に公開展示するように置かれています。
 本体側面には、由来を彫った銘板が取り付けてあり(別掲)、会社の歴史とともに歩んだローラであることがしっかりと刻まれていました。

★★★

 お話をうかがうと、このローラは、東京都戦災道路復旧に活躍し、会社発展に大きく貢献したとのこと。
 戦後まだ間がない当時は、食料にも事欠く時代ですので、建設資材や機械が少なく、人力が中心の工事施工であったようです。また機械があったとしても、米軍払い下げの機械が細々と稼働していた程度と聞きます。
 そんな中、昭和24年に、共立土木(株)様は、いち早く国産の酒井のローラを導入されました。(ちなみに酒井もこの年(株)酒井工作所と法人化した年です。)

 このローラは、東京都下全域、遠くは伊豆大島まで、東京都道や区道の復旧工事に、まさに八面六臂の活躍を22年間続けてきました。
 その後、昭和45年に現役を引退し、会社と苦楽をともにしたその功績をたたえるため、現在の場所に展示保管されております。

☆☆☆

 ローラの型式は”E型6屯タンデムローラ”と言い、フォード4気筒ガソリンエンジンを搭載し、リベット打ちのボディに、ギヤー式操向装置で、現存するお客様所有の酒井のローラとしては1番古いローラと思われます。
 会社と苦楽をともにした酒井の6トンローラに愛情を込められ、保存展示していただいている共立土木株式会社の遠藤社長様に感謝をし、この稿を終えたいと思います。
   
 
 
 
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