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SAKAInews CONET2001 開催
 

 
 「ようこそ建設新世紀へ」をテーマに、社団法人日本建設機械化協会主催によるCONET2001展示会が、9月19日(水)〜22日(土)の4日間にわたり、東京都江東区にある東京国際展示場(東京ビックサイト)で開催されました。
 国内外から、メーカ、ユーザ、官公庁などあわせて160の出展者が集い、まさにアジア最大規模の大展示会となりました。
 CONETは2年に1度開催され、今回で38回目の展示会となります。

 建設機械・施工技術の課題である環境問題や、コスト縮減、安全面の配慮、リサイクルなど建設産業の抱える問題をテーマに、最先端新技術を駆使した建設機械、施工技術が多数披露された新世紀にふさわしい展示会となりました。

 
■開幕セレモニーでテープカットする玉光会長(中央)ら関係者
   各ブースでは、新製品や新工法の模型などを展示したり、映像モニタなどで紹介しているところもありました。

 建設ITコーナーでは、電子入札のデモンストレーションや、CALS(電子調達支援システム)・EC(電子商取引)などの展示、ICカードを利用した施工管理や電波による無人化施工など、まさに新世紀を象徴する展示ブースでした。
 アタッチメントコーナーでは、安全性、環境保全を目的とした多種多様なアタッチメントが展示されており、共用性の充実度がさらに進化していました。
 環境・リサイクル・廃棄処理コーナーでは、国土交通省が建設機械技術基準を設けて環境対策を推進しており、特に、リサイクル部門では、低コストで新たな創造物を造り上げた環境にやさしく実用的な技術を披露していました。
 先端施工・技術コーナーでは、大手建設会社13社が出展し、環境問題、安全性、低コスト、高品質などに効果的な最先端施工・技術を模型やパネルにて紹介していました。
 また、GPSやGLONASSなどの衛生を利用した施工管理システムでは、高精度側位3次元測量・運行管理・無人建設機械遠隔装置など、低コストで効率的、安全面にも配慮された近未来施工管理システムが構築されていました。サカイでも締固め管理システムなどが実用化されています。

 ここまでご紹介してきただけでも、建設産業の発展も著しく飛躍していることを実感致します。
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■最新の機械が展示されたSAKAIのブース
   「ゆたかな環境とは何か」をテーマに、サカイでは、範多機械株式会社と小型切削機(ER35・ER100)で提携したことにより、ブースのイメージを統一し、補修機のほか、新型マカダムローラR2-1、新型土工用振動ローラSV510DVC-1、新型排水性舗装機能回復車CJ402、小型機等の展示と、映像モニタによるご紹介をさせていただきました。
 中でも注目を浴びたのは、SV510DVC-1とCJ402でした。

 SV510DVC-1は、世界初となる後輪にクローラを採用することで実効登坂能力を向上させ、法面の締固めに威力を発揮したり、軟弱地や不陸地でも安定した走行が可能となりました。
 CJ402は、従来の洗浄作業速度をはるかに超える10km/hを実現し、まさに高速洗浄作業車となりました。新開発の洗浄装置は、V型空中噴射高圧水洗浄と水中噴射高圧水によるキャビテーション洗浄および高真空吸引を採用し、作業速度とのバランスをとり、高い機能回復効果を得られるようになりました。

 このほかにも、持ち運びに便利なエンジンスタータSSP−24Pを展示しました。来場者の方々の興味もかなり高く、展示会終了後にも多数のお問い合わせをいただいております。
 
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 ここまでCONET2001を紹介してまいりましたが、私が見たものをすべて文章にして紹介するのは難しく、是非ともこのすばらしい展示会を皆様にも感じていただきたく、次回のCONETでお会いできることをお待ちしております。
 


   SAKAIはこのほど、土工用振動ローラの後輪にクローラ駆動を採用した新製品SV510DVC-1を新発売いたしました。
 土工用ローラにクローラを採用することにより、高い実効登坂能力を実現するとともに、今までのタイヤ駆動に比べて、法面の転圧作業や、軟弱な凹凸地盤の走破性が向上、土工締固め作業の用途や能率が大幅に拡大されました。また、左右独立揺動機構を採用していますので、安定した走破性を発揮します。
 締固め能力も、強力な締固め力が出せる2軸垂直振動を採用し、このクラス最大の強力な締固めを行います。
 本体は、実績ある姉妹機SV510-1シリーズの安全性、メンテナンス性を継承しつつ、この機種独自の標準装備として、転倒時の安全性を確保するためのROPSや、整地作業のドーザを備えて、強力な牽引力とあいまって、さらに安全性と作業性の用途を広げています。


SV510DVC-1

■作業性が格段に広がった SV510DVC-1
クラス最大の締固め力発揮

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■主な仕様
質量 運転質量 kg 13,800
起振性能 起振力(L/H) kN(kgf) 196(20,000)/275(28,000)
走行性能 走行スピード(L/H) km/h 0〜2/0〜5.5
登坂力 度(%) 32(62)
寸法 全長 mm 6,240
全幅 mm 2,800
全高 mm 3,070
締固め幅 mm 2,130
最小回転半径 m 6.2
機関 名称   いすゞ"BB-6BG1T"
ディーゼルエンジン
定格出力 kW(ps)/min-1 116(158)/2,000
燃料タンク容量   L 250
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